
古来より、日本各地には数多の神々が祀られてきました。
しかし、その中には、歴史の表舞台から姿を消し、ひっそりと隠された存在として語り継がれてきた神様もいます。その代表格こそが、瀬織津姫(せおりつひめ)。
瀬織津姫は、水の神、滝の神、祓(はらい)の神として、古来より人々の穢れを清め、厄災を祓う力を持つと信じられてきました。
しかし、その名前が記紀神話から消されたり、他の神様の影に隠されたりしてきた経緯は、今なお多くの歴史愛好家が謎として追っています。
「なぜ、その存在は隠されたのか?」
今回は、その謎解き旅の一環として、福岡県内で瀬織津姫が祀られているとされる神社をリスト化しました。
自分のメモ代わりでもありますが、よろしければご参考にどうぞ。
〒801-0855 福岡県北九州市門司区門司3492
HP:https://www.mekarijinja.com/
神社HPに「御祭神は天照大神の荒魂『撞賢木厳之御魂天疎向津媛命(つきさかきいつのみたまあまさかるむかつひめのみこと)』、別称『瀬織津姫(せおりつひえ)』という月の女神であり、穢れを祓う禊の神さま、潮の満ち引きを司る『導きの神様』とも言われている」と記載。
見つけられなかった神社
参考書籍に掲載されていたものの、現在GoogleMapやネットで情報を見つけられなかった神社。
祓方神社
福岡県宗像市田島2331 宗像大社(境内社)
神社のHPで確認ができず、ネットでも情報が見当たらなかった。
菅原社
〒822-1211 福岡県田川郡福智町伊方犬星3727
該当住所がGoogleMap上で見当たらず。近隣には2200年前の「法華屋敷遺跡」が見つかっている。
参考書籍について
※書籍内の「瀬織津姫神全国祭祀社リスト」を参考にしておりますが、このリストは「神社本庁・各神社庁の資料、および各市町村史(誌)等を参考に、原則として『瀬織津姫』と祭神表示してまつっている神社に限定して掲載」しているそうです。(=天照大神荒魂・八十禍津日神・祓戸大神等の異称表記は除いておられる)
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