
古来より、日本各地には数多の神々が祀られてきました。
しかし、その中には、歴史の表舞台から姿を消し、ひっそりと隠された存在として語り継がれてきた神様もいます。その代表格こそが、瀬織津姫(せおりつひめ)。
瀬織津姫は、水の神、滝の神、祓(はらい)の神として、古来より人々の穢れを清め、厄災を祓う力を持つと信じられてきました。
しかし、その名前が記紀神話から消されたり、他の神様の影に隠されたりしてきた経緯は、今なお多くの歴史愛好家が謎として追っています。
「なぜ、その存在は隠されたのか?」
今回は、その謎解き旅の一環として、広島県内で瀬織津姫が祀られているとされる神社をリスト化しました。
自分のメモ代わりでもありますが、よろしければご参考にどうぞ。
*清滝神社
参考書籍には「府中市鵜飼町203」と記載。
扁額には「清瀧大明神」
近くに「月山大権現 十輪院鎮守堂」と「木野宮神社」。当サイトで追っているキーワード「月」と「木」と「滝」が合致する。
*賀羅加波神社
HP:https://karakawajinja.mystrikingly.com/
参考書籍には「賀羅加夜神社」と記載。←誤記?
そばには「和久原川」が流れ、「日蓮宗 妙開山 龍王寺」がある。
*平原神社
参考書籍には「呉市平原町18−17」と記載。
GoogleMapのクチコミに「毎年、11月3日がお祭りとなります。俵神輿とやぶ(鬼の格好)の突き合いは見ごたえあります。」と記載。
GoogleMapの投稿画像で「右三つ巴紋」を確認。
瀬織津姫を祀る神社、鬼、右三つ巴紋と、当サイトで追っているキーワードが複数合致します。
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参考書籍について
※書籍内の「瀬織津姫神全国祭祀社リスト」を参考にしておりますが、このリストは「神社本庁・各神社庁の資料、および各市町村史(誌)等を参考に、原則として『瀬織津姫』と祭神表示してまつっている神社に限定して掲載」しているそうです。(=天照大神荒魂・八十禍津日神・祓戸大神等の異称表記は除いておられる)
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