
古来より、日本各地には数多の神々が祀られてきました。
しかし、その中には、歴史の表舞台から姿を消し、ひっそりと隠された存在として語り継がれてきた神様もいます。その代表格こそが、瀬織津姫(せおりつひめ)。
瀬織津姫は、水の神、滝の神、祓(はらい)の神として、古来より人々の穢れを清め、厄災を祓う力を持つと信じられてきました。
しかし、その名前が記紀神話から消されたり、他の神様の影に隠されたりしてきた経緯は、今なお多くの歴史愛好家が謎として追っています。
「なぜ、その存在は隠されたのか?」
今回は、その謎解き旅の一環として、兵庫県内で瀬織津姫が祀られているとされる神社をリスト化しました。
自分のメモ代わりでもありますが、よろしければご参考にどうぞ。
*大川神社
〒669-6333 兵庫県豊岡市竹野町御又80−1
HP:https://www.hyogo-jinjacho.com/data/6322126.html
GoogleMapの画像投稿で「春日燈籠」を確認。
〒669-5314 兵庫県豊岡市日高町赤崎438
HP:https://www.hyogo-jinjacho.com/data/6322261.html
HPより「古い記録がなく創立年代等不明、ただし本社東方1kmの進美寺が慶雲2年(705)創建の古刹で養父、気多郡内に広大な寺領を有した有力寺院であることから式内社中厳もこの寺に近接した本社との関係が推測される。即ち伊久刀神社が進美寺の護法神社的性格を有したと考えられる。本社は延喜式の制で小社に列し、明治6年(1873)村社に列している。」
*川下神社
〒668-0203 兵庫県豊岡市出石町袴狭862 豊受神社(境内社)
HP:https://www.hyogo-jinjacho.com/data/6323032.html
川下神社近くに薬師堂あり。
〒667-1337 兵庫県美方郡香美町村岡区宿237
HP:https://www.hyogo-jinjacho.com/data/6326021.html
GoogleMapの画像投稿で「春日燈籠」を確認。
*清所神社
〒671-4103 兵庫県宍粟市一宮町黒原392 若一神社(境内社)
HP:https://www.hyogo-jinjacho.com/data/6320112.html
そばには黒原川が流れる。
*日野神社
〒671-4105 兵庫県宍粟市一宮町上岸田1
HP:https://www.hyogo-jinjacho.com/data/6320113.html
GoogleMapの投稿画像でたくさんの「春日灯篭」を確認。
そばには揖保川が流れる。
*祓戸神社
〒651-1512 兵庫県神戸市北区長尾町上津96 熊野神社(境内社)
HP:https://www.hyogo-jinjacho.com/data/6301127.html(上津熊野神社)
GoogleMapの投稿画像で「春日灯篭」に似た燈籠を確認。
〒677-0015 兵庫県西脇市西脇225−1
HP:https://www.hyogo-jinjacho.com/data/6312021.html
GoogleMapの投稿画像で「鯱」を確認。
そばには杉原川が流れる。
〒679-4002 兵庫県たつの市揖西町中垣内甲799−1
そばには中垣内川が流れる。
神社の近くに「井關神社荒神社」「井關神社琴平神社」
御祭神:天照神社井關三神社
本殿三柱→天照國照彦火明櫛玉饒速日大神、瀬織津比咩大神、建御名方大神
奥宮→武甕槌大神
見つけられなかった神社
*瀧神社
〒678-1261 兵庫県赤穂郡上郡町旭日甲384-18
https://yaokami.jp/1283589/ より
御祭神は「瀬織津姫命」と「素盞嗚尊」
「拝殿の裏にすぐ皆坂の滝」
参考書籍について
※書籍内の「瀬織津姫神全国祭祀社リスト」を参考にしておりますが、このリストは「神社本庁・各神社庁の資料、および各市町村史(誌)等を参考に、原則として『瀬織津姫』と祭神表示してまつっている神社に限定して掲載」しているそうです。(=天照大神荒魂・八十禍津日神・祓戸大神等の異称表記は除いておられる)
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