旧豊前エリアで初めて知った「瀬織津姫」の存在から、神道の重要な概念といわれる「荒魂(あらみたま)」の存在を知りました。
「瀬織津姫」は、自分にとっては聞き慣れない御祭神の名前でしたが、調べてみると天照大神の「荒魂」として伊勢神宮に祀られている神でした。

荒魂とは私の理解では穏やかな「和御魂」の対となる、激しい御霊という認識です。
それがある時、神社の情報について調べていたら、荒魂について興味深い情報を見つけましたので、備忘録として残しておきます。
阿智神社「荒神社」と素戔嗚尊の荒魂
おそらく素戔嗚について調べていたときに偶然見つけた倉敷市の阿智神社のウェブサイト。
そこに掲載されていた摂末社の情報が興味深い内容でした。
阿智神社の摂社である荒神社の御祭神に関する記述です。
荒神社(こうじんじゃ)
素戔嗚尊(すさのをのみこと)
宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)
高龗神(たかおかみのかみ)
闇龗神(くらおかみのかみ)
素戔嗚尊の荒魂をお祀りし治水豊饒の神としてまた厄除や病気平癒のご神徳ある神として崇められています。相殿の神は明治43年に近郷より合祀された穀物と水の御祭神です。
阿智神社ホームページから引用
ここで「あれ」と思ったのが、「素戔嗚の荒魂をお祀りし」と書いているのに、対となる存在が分からないのです。
瀬織津姫と天照大神のようにはっきりしていない。
「相殿の神は明治43年に近郷より合祀された穀物と水の御祭神」とありますが、一般的には穀物の神は「宇迦之御魂神」で、水の神は高龗神と闇龗神になると思います。
ということは、素戔嗚の荒魂は素戔嗚…?
たしかに素攄嗚尊は、高天原で乱暴を働き追放された、荒々しい神であり、同時に疫病を鎮める神(牛頭天王と習合)としての側面も持っているといわれます。
こういったパターンも異常値とはいえないのかどうなのか、私は歴史や神社の専門家ではないので、ちょっと判断がつきませんでした。

