三月下旬に、福岡県うきは市に一泊二日の旅をしてきました。
うきは市は、北九州市から豊前市に移住する前に何度か行ったことがありましたが、大変久しぶりだったのでネットで調べてみたところ、観光のWebサイトが充実していて、気になるお店をたくさん見つけることができました。
そのうち「麺屋こばやし」の情報を見つけて行ってみたところ、お店の先に鳥居が見えました。

鳥居のラインがシンプルで珍しい気がしますが、うきはでは普通なのでしょうか。

他と比べて新しそうな石柱に「素戔嗚神社」と刻まれていました。

石柱の右奥には猿田彦大神の石碑。
それに左側の石碑は「庚申」と読めますね。

鳥居に向かって右側に周りこむと、すぐ近くに川が流れていました。
筑後川です。
山の稜線がとても綺麗で落ち着く景色です。

鳥居に戻り、くぐって奥へと向かうと、狛犬が見えてきました。



口を開けているほうが阿形(あぎょう)、閉じているほうが吽形(うんぎょう)です。
阿吽の呼吸といいますよね。

こちらを訪問したときは3月下旬。
花が咲き始めたところもあり、春めいていました。

拝殿の手前に靴が置かれ、中から人の声が聞こえてきました。

拝殿の奥には石祠や石仏が並んでいました。

鯛と、何か棒のようなものをお持ちです。
七福神の恵比寿様?

こちらも鯛を持っているから、恵比寿さまでしょうか。
うきは市に入ると、道沿いにも恵比寿さまのような石像を何箇所かで見た気がします。
今自分が住んでいる豊前市やその周辺では見かけないので、目を引きました。

そして見かけないし、この素盞嗚神社で初めて見たのがこちらの石像です。

この胴が長い動物の石像は、なんでしょう?
イタチ?
看板などは何もないので不明です。

看板はありませんが、石祠には社名が書かれていました。




素戔嗚神社との関連は分かりませんが、水天宮といえば、同じく筑後川流域、久留米市の水天宮が頭に浮かびます。

右側の石碑に「恵」の字。

こちらは恵比寿様というより、大黒様のような?帽子のあたりが。

本殿周りにも、看板などはありませんね。

この素盞嗚神社の境内には、隅の方にひっそりと多くの石仏が並べて置かれたエリアもありました。

結構な迫力です。
晴れていてよかった。
明治時代の廃仏毀釈を思えば、元々こちらの神社はお寺と一緒だったのかもしれないと思いました。

筑後川沿いにも鳥居がありました。
なんだか山と川に向かって拝んでいるような位置です。

石仏エリアの建物の屋根には左三つ巴紋…私が探している右三つ巴紋ではありませんでしたが、打出の小槌みたいな装飾がありました。
恵比寿さまは鯛と竿で、打ち出の小槌は大黒さまの持ち物。

神功皇后関連に詳しい歴史好きの知人に、「今度うきは市に行くんですよ」と言ったら「あそこも、すごい場所ですよ。久留米とか、あの辺りは」と言われていました。
一体何のことなのか、また詳しく聞いてみようと思いました。
たしかに、何かありそうな場所です。