
古来より、日本各地には数多の神々が祀られてきました。
しかし、その中には、歴史の表舞台から姿を消し、ひっそりと隠された存在として語り継がれてきた神様もいます。その代表格こそが、瀬織津姫(せおりつひめ)。
瀬織津姫は、水の神、滝の神、祓(はらい)の神として、古来より人々の穢れを清め、厄災を祓う力を持つと信じられてきました。
しかし、その名前が記紀神話から消されたり、他の神様の影に隠されたりしてきた経緯は、今なお多くの歴史愛好家が謎として追っています。
「なぜ、その存在は隠されたのか?」
今回は、その謎解き旅の一環として、愛知県内で瀬織津姫が祀られているとされる神社をリスト化しました。
自分のメモ代わりでもありますが、よろしければご参考にどうぞ。
*多賀神社(清滝神社)
〒441-1341 愛知県新城市杉山7−2 竹生神社(境内社)
HP:https://ntomishrine.wixsite.com/official
チェーンソーアートがある神社。
GoogleMapのクチコミに「由緒書きを読むと、竹生という名前の由来が琵琶湖の竹生島から勧請したためと記述されています。」の記載。
*天白神社
〒444-0864 愛知県岡崎市明大寺町耳取44
HP:https://www.rokushojinja.jp/
安産祈願で有名な神社。
GoogleMapの投稿画像で「春日灯篭」を確認。
*天白神社
そばには「乙川」「矢作川」が流れる。
GoogleMapのクチコミに興味深い記載を発見。以下。
「瀬織津姫を調べていたら、長野県の書にこの場所の神社が紹介されていたので書き記しておく。
❶【参考 信州松本史談 1955年】
天白神社(1955年の書による)
[祭神] 瀬織津姫(せおりつひめ)
・岡崎市天白町にある天白神社は、家康の父_広忠の古文書に「てんぱく道場の事」とあるので、広忠以前から存在することがわかる。
・岡崎市史の民間信仰の条には「風水除の神として修験道より出たと思われる天白神の信仰あり」とある
・場所は菅生川が矢作川に合流するところ、とある。」
*天白神社
〒444-2424 愛知県豊田市足助町宮ノ後12−12 足助八幡宮(境内社)
HP:http://asuke.info/view/temple/entry-54.html
そばには「巴川」が流れる。
*籠守勝手神社
〒493-0001 愛知県一宮市木曽川町黒田往還東東ノ切11
Facebook:https://www.facebook.com/profile.php?id=100068070576117&ref=page_internal&mt_nav=0#
GoogleMapの投稿画像に「春日灯籠」を確認。
*逆川社
HP:https://tsushimajinja.or.jp/
参考書籍によると鎮座地の住所は「津島市蛭間町字西屋敷」=「蛭間」が消された?
HPに「津島神社は古くは津島牛頭天王社と申し今日もなお一般に「お天王さま」と尊称されております。」
参考書籍について
※書籍内の「瀬織津姫神全国祭祀社リスト」を参考にしておりますが、このリストは「神社本庁・各神社庁の資料、および各市町村史(誌)等を参考に、原則として『瀬織津姫』と祭神表示してまつっている神社に限定して掲載」しているそうです。(=天照大神荒魂・八十禍津日神・祓戸大神等の異称表記は除いておられる)
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