Zine

zine

「豊のくにあと」の世界を小さな本(ZINE)にして、豊前の道の駅「おこしかけ」オンラインショップで販売開始しました。

ZINEを見て、さらに詳しい情報を知りたい方は、各ZINEページにお進みください。

神楽の奉納場所、花の場所などGoogleMapのリンク、関連記事やおすすめ記事などがご覧いただけます。

ZINEをお持ちでなくても、もちろん閲覧できます。

BUZEN NOTE ZINE1
KAGURA

 国指定無形重要文化財「豊前神楽」フォトライターの体験レポ。

BUZEN NOTE ZINE2
拝啓、「鬼」と呼ばれた写真 土門拳さま

土門拳写真美術館公認の仏像撮影フォトエッセイ。

BUZEN NOTE ZINE3
愛犬のために猟師になりました。

アレルギーに悩んだ先代犬との暮らしから生まれたジビエドッグフード。

愛犬たちのために猟師になった友人と愛犬くんの写真集。

BUZEN NOTE ZINE4
あめつちと花

豊前エリアの花と大地の写真集。ご自身の旅のヒントや贈り物に。


ZINE購入特典

ZINEをお持ちいただいた方は、ZINEの著者が運営している豊前市役所近くの私設図書館「古民家図書館TSUDURI」を2時間無料でご利用いただけます。(館主にZINEをお見せください)

古民家図書館TSUDURIの開館日など最新情報はこちらのインスタグラムからご確認ください。

ZINEづくりを始めた理由

Webサイト「豊のくにあと」をご覧いただき、ありがとうございます。

ZINEの著者、「ぶぜんノート」です。

 

このたび、移住した四年間で撮りためていた写真をテーマごとにまとめたZINE(ジン)を発行しました。

ZINEは、個人や小さなチームが自由に作る小冊子のことで、詩やイラスト、写真など、自分の思いや視点を自由に載せられるメディアです。

 

なぜZINEを作ろうと思ったのか。

それは、私が暮らす北部九州、とくに豊前市周辺の歴史や文化の魅力を、もっと多くの方に知ってほしかったからです。

 

子ども時代は大阪の工業・商業地帯で暮らし、街のイメージといえばコンクリートやアスファルトの灰色でした。

そんな子供時代に訪れた和歌山県は真言宗の総本山「高野山」、奈良県の平城宮跡や若草山。

普段見てきた景色とは真逆で、異世界のような衝撃を受けました。

 

大人になり、北九州へ移り長く住んで、それから同じ福岡県内の豊前市に移住しました。

移住して、目に映るものが新鮮で、時間を忘れるように撮影してきました。

豊前市はかつて「豊のくに」と呼ばれ、車で1時間圏内には宇佐神宮、国東半島、それに古墳が数多いみやこ町、修験道の聖地「英彦山」もある、濃い歴史を持つエリアです。

 

「こんな何もないところに、よく移住されましたね」

 

そう仰る方もいらっしゃいましたが、そんなことはありません。

 

山や集落に残る、昔の神社や山、史跡。

芳しい森の香り。

秋に各地で響くお神楽のお囃子の音、楽しそうな声。

 

ここにはこんなに豊かさがあると、私は思いました。

自分が住んでいるエリアだけでなく、きっとほかでもこんな場所はあるでしょう。

ずっと暮らしていたら気づかないだけで。

 

近くの人にも、遠くの人にも、残された歴史の素晴らしさを伝えたい。

 

そのためにはWebだけでの発信では難しい。

手に取れる形にして、人から人へ伝わるように。

 

「ここはよいところだから、いつか行ってみて」

「今度一緒に見に行きましょう」

「面白い人が、この土地で頑張っていますよ」

 

ものすごく多くの人が来るような場所ではなくても、好きな人はとても好きな場所だと思います。

 

だから身近な人が「こんなの好きだと思って」と手渡してくれたらと、小さな文庫本サイズにしました。

「後からまた読もう」ではなく、「よかったからどうぞ」と別の人に渡るように。

 

この小さな本が、多くの人にこのエリアを知ってもらうきっかけとなれば幸いです。