
古来より、日本各地には数多の神々が祀られてきました。
しかし、その中には、歴史の表舞台から姿を消し、ひっそりと隠された存在として語り継がれてきた神様もいます。その代表格こそが、瀬織津姫(せおりつひめ)。
瀬織津姫は、水の神、滝の神、祓(はらい)の神として、古来より人々の穢れを清め、厄災を祓う力を持つと信じられてきました。
しかし、その名前が記紀神話から消されたり、他の神様の影に隠されたりしてきた経緯は、今なお多くの歴史愛好家が謎として追っています。
「なぜ、その存在は隠されたのか?」
今回は、その謎解き旅の一環として、宮城県内で瀬織津姫が祀られているとされる神社をリスト化しました。
自分のメモ代わりでもありますが、よろしければご参考にどうぞ。
*湯沢神社
〒989-5381 宮城県栗原市栗駒鳥沢不動堂173 新山神社(しんざんじんじゃ)(境内社)
HP:https://miyagi-jinjacho.or.jp/jinja-search/detail.php?code=310020628
近くに川と「不動の滝」。
GoogleMapの投稿画像で「春日灯篭」を確認。
*荒雄川神社
HP:https://miyagi-jinjacho.or.jp/jinja-search/detail.php?code=310020459
そばに「江合川」が流れる。
GoogleMapのクチコミに「由緒書によると、養老4年(720年)に創建されたという。
玉造郡に鎮座する式内社三座のうちの一つである。鳴子温泉郷の鬼首温泉に鎮座する荒雄川神社と対になっており、岩出山池月の荒雄川神社は「里宮(里の宮)」、鬼首温泉の荒雄川神社は『嶽宮(奥の宮)』と呼ばれており、奉斎する宮司社家もそれぞれ別である。」と興味深い記載あり。
*大崎神社
HP:https://miyagi-jinjacho.or.jp/jinja-search/detail.php?code=310010119
HPに「現在の神社は、貞和5年(1349)創建と伝えられる伏見本屋敷に鎮座の村社三十六所神社に、旧大崎村内の各神社(愛宕神社・宝龍神社・稲荷神社・白山神社)を明治41年に合祀し、さらに翌明治42年には熊野神社社地に三十六所神社の社殿を遷座、同時に熊野神社を合祀して、大正7年に村社大崎神社と改称したものである。三十六所神社は、昔の玉造川(現荒雄川・江合川)の川筋三六か所に祀った神社の一つといわれ、合祀以前は現在の土渕集落の十字路の元農協倉庫の場所に鎮座していた。」と興味深い記載あり。
近くに「名生熊野堂」という地名あり。
見つからなかった神社
*御不動尊神社
鶴岡市上名川字祝44 新山神社(境内社)
GoogleMapやネットで該当の住所を見つけられなかった。
参考書籍について
※書籍内の「瀬織津姫神全国祭祀社リスト」を参考にしておりますが、このリストは「神社本庁・各神社庁の資料、および各市町村史(誌)等を参考に、原則として『瀬織津姫』と祭神表示してまつっている神社に限定して掲載」しているそうです。(=天照大神荒魂・八十禍津日神・祓戸大神等の異称表記は除いておられる)
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