【福島県】謎の御祭神「瀬織津姫」を祀る神社リスト

【福島県】謎の御祭神「瀬織津姫」を祀る神社リスト

古来より、日本各地には数多の神々が祀られてきました。

しかし、その中には、歴史の表舞台から姿を消し、ひっそりと隠された存在として語り継がれてきた神様もいます。その代表格こそが、瀬織津姫(せおりつひめ)。

瀬織津姫は、水の神、滝の神、祓(はらい)の神として、古来より人々の穢れを清め、厄災を祓う力を持つと信じられてきました。

しかし、その名前が記紀神話から消されたり、他の神様の影に隠されたりしてきた経緯は、今なお多くの歴史愛好家が謎として追っています。

 

「なぜ、その存在は隠されたのか?」

 

今回は、その謎解き旅の一環として、福島県内で瀬織津姫が祀られているとされる神社をリスト化しました。

自分のメモ代わりでもありますが、よろしければご参考にどうぞ。

*村崎神社

〒960-0201 福島県福島市飯坂町八幡6−1 八幡神社(境内社)

そばに「摺上川」。

 

 *関場神社

〒963-0911 福島県郡山市西田町大田雪村316

そばに「八島川」。小高い丘の上。

 

 *宇奈己呂和気神社(うなころわけじんじゃ)

〒963-0129 福島県郡山市三穂田町八幡上ノ台76−1

 

 

 *大滝神社

〒979-0515 福島県双葉郡楢葉町上小塙1

 

近くに「雄滝雌滝展望台」あり。

 

 *大滝神社

〒979-0406 福島県双葉郡広野町上浅見川大舟1

そばに「浅見川」が流れる。

 

 *滝神社

〒972-0162 福島県いわき市遠野町滝西ノ内42 国魂神社(境内社)

HP:https://jinjaiwaki.jimdofree.com/%E3%81%84%E3%82%8F%E3%81%8D%E3%81%AE%E7%A5%9E%E7%A4%BE/%E7%A5%9E%E7%A4%BE%E3%81%AE%E8%A9%B3%E7%B4%B0/#jinja109

そばに「鮫川」。

國魂神社の隣に弘法大師霊場「安養院」。

 

 *根渡神社

 〒971-8183 福島県いわき市泉町畑中160

GoogleMapには神社の名前がなくなっていた。地点登録はあり。

 

 *滝神社

〒968-0421 福島県南会津郡只見町只見上ノ原1845

そばに「只見川」。

GoogleMapのクチコミに「新編会津風土記によると、1180年に勧請され、御神体は金幣であると伝えられている。

旧只見村を流れる只見川は古来より暴れ川として有名で、氾濫によって田畑・家屋が冠水・流失し、人々を毎年のように困らせていた。享保年間(1716-1736年)、相変わらず洪水に悩まされていたため、当時只見村熊野神社の神職であった赤塚伊勢守尹直は只見川の鎮撫を祈願。しかし熊野の御祭神は戦神であるスサノオであり、荒ぶる性質をもっていたためか暴れ川の鎮撫には一向に効き目が無かった。そこで1733年に上ノ原の地(現在のJR只見駅前あたり)に瀧神社を建立した。その後、1897年に約100mほど山際の現在地に遷座した。」と興味深い記載。

 

参考書籍について

円空と瀬織津姫 上巻 北辺の神との対話

※書籍内の「瀬織津姫神全国祭祀社リスト」を参考にしておりますが、このリストは「神社本庁・各神社庁の資料、および各市町村史(誌)等を参考に、原則として『瀬織津姫』と祭神表示してまつっている神社に限定して掲載」しているそうです。(=天照大神荒魂・八十禍津日神・祓戸大神等の異称表記は除いておられる)

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六郷満山の初期は「薬師如来」を祀る霊場でした。

 

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