【三重県】謎の御祭神「瀬織津姫」を祀る神社リスト

【三重県】謎の御祭神「瀬織津姫」を祀る神社リスト

古来より、日本各地には数多の神々が祀られてきました。

しかし、その中には、歴史の表舞台から姿を消し、ひっそりと隠された存在として語り継がれてきた神様もいます。その代表格こそが、瀬織津姫(せおりつひめ)。

瀬織津姫は、水の神、滝の神、祓(はらい)の神として、古来より人々の穢れを清め、厄災を祓う力を持つと信じられてきました。

しかし、その名前が記紀神話から消されたり、他の神様の影に隠されたりしてきた経緯は、今なお多くの歴史愛好家が謎として追っています。

 

「なぜ、その存在は隠されたのか?」

 

今回は、その謎解き旅の一環として、三重県内で瀬織津姫が祀られているとされる神社をリスト化しました。

自分のメモ代わりでもありますが、よろしければご参考にどうぞ。

*足見田神社(あしみだじんじゃ)

〒512-1105 三重県四日市市水沢町708

HP:https://jinja-net.jp/jinjacho-mie/jsearch3mie.php?jinjya=63650

HPによると、伊勢神宮と深いかかわりを持つ神社。

GoogleMapの投稿画像で「春日灯篭」らしき石灯籠を確認。

 

 *神明社

〒519-0131 三重県亀山市井尻町1064−1

HP:https://jinja-net.jp/jinjacho-mie/jsearch3mie.php?jinjya=63883

そばに鈴鹿川が流れる。

HPに「明治41年6月1日、合祀許可を得て川俣神社に合祀された神社であったが、氏子の総意によって社殿等境内設備を整え昭和23年11月21日に現在の地へ分祀奉斎したが、非公認の神社であった。昭和26年3月15日、設承第55号により、宗教法人法による神社本庁所属神社としての設立承認を受け、同年3月31日に設立登記を完了したものである。」と気になる記載。

 

 *亀山神社

〒519-0159 三重県亀山市西丸町570 (亀山城跡)

参考書籍には「亀山市西丸町570−1」と記載。

 

 *片山神社

〒519-1101 三重県亀山市関町坂下624

HP:https://jinja-net.jp/jinjacho-mie/jsearch3mie.php?jinjya=63888

HPに「鈴鹿権現」記載。

そばには「鈴鹿川」が流れる。

 

 *友生神社

〒518-0817 三重県伊賀市下友生1042

HP:https://jinja-net.jp/jinjacho-mie/jsearch3mie.php?jinjya=63888

そばに「久米川」「大日川」あり。

GoogleMapの投稿画像で「春日灯篭」を確認。

 

 *若宮神社

〒518-0219 三重県伊賀市老川219

HP:https://jinja-net.jp/jinjacho-mie/jsearch3mie.php?jinjya=2902

そばに川が流れる。

GoogleMapの投稿画像で「春日灯篭」を確認。

 

 *種生神社

〒518-0217 三重県伊賀市種生1278

HP:https://tanao-jinja.jp/

そばに川が流れる。

GoogleMapの投稿画像で「春日灯篭」を確認。

HPに「奈良時代に建立後、社を合祀して、現在の種生神社になり、秋祭りは伊賀市無形民俗文化財に指定されています。よびものの渡御式「わたり」は昔、鹿島の神が船で渡御した姿を移し伝えたものといわれる特徴的なもの。また舟形だんじりや馬駈けなども行われ、毎年沢山の人が見物に訪れます。」と記載。

 

 *大木神社

〒513-0012 三重県鈴鹿市石薬師町2139

HP:https://jinja-net.jp/jinjacho-mie/jsearch3mie.php?jinjya=3010

そばに「古墳」。

GoogleMapの投稿画像で「春日灯篭」を確認。

HPに「勧請の年代、事情共に不詳である。『鈴鹿郡賦』に、『大木神社ハ青木ノ明神ノ宮ニシテ、今石薬師駅ノ天王社ノ同殿ニ巫ス』とあり、『三国地志』は、『アヲキト云、其下ニ小祠アリ、いまハ亡シ、俗大日霊ノ習合ニヤ』と記している。」と記載。

このWebサイトで追っている「鹿」「薬師」「木」「天王社」とキーワードが複数揃う。

 

 *小川神社(合祀)

〒510-0224 三重県鈴鹿市若松中1丁目5−1

HP:http://kyoka.mie-jinjacho.or.jp/shrine/%E5%B0%8F%E5%B7%9D%E7%A5%9E%E7%A4%BE%EF%BC%88%E8%8B%A5%E6%9D%BE%E4%B8%AD%EF%BC%89/

参考書籍には「鈴鹿市若松町1150」と記載。

HPに「大正年間の神社明細帳所収の由緒略記には「當社古棟札ニモ大同四年(809)二月奉斎、祭神水波能女命トアリ」と記されている。延喜式内社。古くは春日明神とも称されていた。天明6年(1786)の棟札によれば社殿倒壊の為長らく春日社の相殿に奉斎されていたという。。元の鎮座地は現在地の北方約500米の所と伝え、明治40年、42年の2回にわたり村内の神社を合祀、同42年に 村社に列し、44年に現在地に移転した。」と記載。

水の女神と春日明神との関わりを示す内容。

 

*大御宝神社

〒513-0007 三重県鈴鹿市小田町554

HP:https://jinja-net.jp/jinjacho-mie/jsearch3mie.php?jinjya=63810

 

GoogleMapの投稿画像で「春日灯篭」に似た石灯籠を確認。

そばに「安楽川」が流れる。

 

*八乳合神社

〒514-0082 三重県津市片田井戸町201

GoogleMapの投稿画像で「春日灯篭」を確認。

 

美濃夜神社(合祀)

〒514-2204 三重県津市芸濃町雲林院2750

HP:https://jinja-net.jp/jinjacho-mie/jsearch3mie.php?jinjya=63311

そばに「安濃川」「寶雲山 林光寺」。

HPに「『延喜式神名帳考証』には美濃夜みのやは『水之祖』みのおやの意であるとして祭神に彌都波能賣神をあげている。また本社を溝渕大明神と称えていたことから、雲林院家の御祖氏みそうじ神を祀ったものとする説もあるが御祭神の中に子の神の御名は見えない。」と興味深い記載。

 

伊勢川上山若宮八幡宮

〒515-3532 三重県津市美杉町川上3498番地

HP:https://jinja-net.jp/jinjacho-mie/jsearch3mie.php?jinjya=63311

 

そばに「みそぎ滝」「瑞雲滝」。 

「雲出川」の最上流。

日本最古の若宮八幡宮。

GoogleMapの投稿画像で「春日灯篭」を確認。

当サイトが追っているキーワード「禊」「滝」「雲」「春日灯篭」と複数合致する神社。

 

見つからなかった神社

*川神神社

加茂郡八百津町八百津宮ノ越 八幡神社(境内社)

 

*川神神社

加茂郡八百津町八百津小船

他のエリアで瀬織津姫が祀られている神社を探す


参考書籍について

円空と瀬織津姫 上巻 北辺の神との対話

※書籍内の「瀬織津姫神全国祭祀社リスト」を参考にしておりますが、このリストは「神社本庁・各神社庁の資料、および各市町村史(誌)等を参考に、原則として『瀬織津姫』と祭神表示してまつっている神社に限定して掲載」しているそうです。(=天照大神荒魂・八十禍津日神・祓戸大神等の異称表記は除いておられる)

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