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ZINEのタイトルに「土門拳」氏の名前を使わせていただくための確認

豊前市に移住してから、このエリアの歴史の魅力にはまりこみ、公私関わらず4年間ほど史跡巡りをして写真を撮ってきました。

その撮りためた写真をZINEという小冊子にして、制作・販売を始めたところです。

 

この記事では2冊目のZINEの内容確認のために行なったことを、綴っておきます。

2冊目のZINEのタイトルは、「拝啓、『鬼』と呼ばれた写真家 土門拳さま」。

土門拳氏は明治生まれ、昭和を代表する有名な写真家であり、写真界屈指の名文家として知られます。

 

その命を燃やすように写真撮影に全力で取り組む姿から「鬼」と呼ばれました。

 

人目を気にしてズームレンズを使ってしまうようなヘタレフォトライター(私)が、ある時ふと土門拳氏の写真集を見て、衝撃を受け、自分とは別次元の世界であることは理解していても「自分も日本を見てみたい」と仏像撮影に車で1時間ほどの国東半島へ仏像撮影に行ったときのことを綴ったnoteをベースにまずはZINEを試作しました。

 

昭和を代表する写真家「土門拳」の権利はどなたが保持しているのだろう…

タイトルに「土門拳」氏の名前を使わせていただきたい。

しかしどなたに確認したらよいのか?

 

特許情報プラットフォームを開いて調べたところ、商標で1件ヒットした、「土門拳写真美術館」が権利を保持しているようだったので、問い合わせてみることにしました。

土門拳写真美術館にメールフォームから問い合わせ

土門拳写真美術館(土門拳記念館)の公式Webサイトから、ZINEを制作した経緯や、ZINEのタイトル、それにZINEの内容に一部土門拳の言葉を引用することは可能かどうかのお問い合わせを送りました。

 

ZINEの内容を確認された後、タイトルに「土門拳」氏の名前の使用を許可いただき(!!!!)、文章掲載についても所定の条件を満たせば可能と教えていただきました。

 

恐れ多くも問い合わせを送っていてなのですが、次元が違い過ぎて「無理です」と言われてもやむなしと思っていたものですから、まさに僥倖でした。

 

小さな個人の問い合わせに、真摯に対応していただき、ありがたかったです。

BUZEN NOTE ZINE2