
古来より、日本各地には数多の神々が祀られてきました。
しかし、その中には、歴史の表舞台から姿を消し、ひっそりと隠された存在として語り継がれてきた神様もいます。その代表格こそが、瀬織津姫(せおりつひめ)。
瀬織津姫は、水の神、滝の神、祓(はらい)の神として、古来より人々の穢れを清め、厄災を祓う力を持つと信じられてきました。
しかし、その名前が記紀神話から消されたり、他の神様の影に隠されたりしてきた経緯は、今なお多くの歴史愛好家が謎として追っています。
「なぜ、その存在は隠されたのか?」
今回は、その謎解き旅の一環として、富山県内で瀬織津姫が祀られているとされる神社をリスト化しました。
自分のメモ代わりでもありますが、よろしければご参考にどうぞ。
*橋宮神明社
〒938-0861 富山県黒部市宇奈月町下立2875−3 下立神社(境内社)」
HP:https://www.ishikawa-jinjacho.or.jp/shrine/j1866/
参考書籍では「黒部市宇奈月町下立2862」の記載。
そばに「黒部川」が流れる。
*八幡社(速川神社)
〒933-0957 富山県高岡市早川367
参考書籍には「高岡市早川924」と記載。
そばには川が流れる神社。
GoogleMapの投稿画像で「右三つ巴紋」を確認。
*速川神社
〒935-0255 富山県氷見市早借
参考書籍には「氷見市早借字滝尾880」と記載。
そばには「上庄川」が流れる神社。
参考書籍について
※書籍内の「瀬織津姫神全国祭祀社リスト」を参考にしておりますが、このリストは「神社本庁・各神社庁の資料、および各市町村史(誌)等を参考に、原則として『瀬織津姫』と祭神表示してまつっている神社に限定して掲載」しているそうです。(=天照大神荒魂・八十禍津日神・祓戸大神等の異称表記は除いておられる)
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