「鬼」と呼ばれた昭和の写真家「土門拳」の写真集を見て衝撃を受け、自分も土門拳が見ていた日本を見たいとカメラを持って出かけた国東半島、豊後高田市の重野岩窟仏___という内容のZINEを試作。
土門拳写真美術館(土門拳記念館)にもタイトルや内容について確認した後、豊後高田市にも確認の連絡を入れました。
ZINEに掲載する写真を撮影した場所は、主に豊後高田市の重野岩窟仏でしたが、他のエリアでも撮影しましたので、まとめて豊後高田市の文化財担当者に聞くとよいと、居住している豊前市役所の文化財担当者に教えてもらっていました。
事前に豊後高田市の文化財担当課に電話して、ご挨拶も兼ねて伺うことになりました。

ZINEの資料を持って、豊後高田市役所に行ってみたところ、文化財担当課はなんと別の場所でした。
受付の方に「すみません、文化財でしたら教育委員会のほうなんです…」と言われ、車で15分ほどかけて教育委員会が入っている真玉庁舎に移動しました。
写真は豊後高田市役所です。
仁王像があるなんて、国東半島らしい!

庁舎に入って文化財の窓口へ行くと、電話を受けてくれた方とは別の方が対応してくれました。
名刺を渡してご挨拶すると「ぶぜんノートさんのこと、SNSで知っています」。
驚いたことに以前からXでつながりある方でした。
文化歴史、観光につながる情報で、かつ居住エリアを超えた拡散についてはXの活用が重要だろうと思っていましたので、こちらのアカウント活用は大変参考になるとよく拝見していました。
お会いしたのはこの「中の人は何でもやる学芸員」の方でした。
BUZEN NOTE ZINE2の内容については「重野岩窟仏は市で管理していないので即答はできませんが、ほかは大丈夫です」と仰っていただきました。
重野岩窟仏についても確認のためにご協力いただき、岩窟仏をお世話しているという地域の方から無事許可を得ることができました。
何でもやる学芸員さんとも色々お話できて、国東半島巡りの情報も沢山教えていただくことができました。
以前書いた記事のなかで触れていた、GoogleMapに出ていなかった山の名前は「喜久山」、かつては「菊山」と呼ばれていたそうでした。(また別記事にまとめます!)
ZINEの内容確認作業は、不思議なことに手間以上のものが返ってきます。