豊前市に移住して四年目。
市内にはユニクロが無くて、一番近くの店舗といえば山国川を越した先の大分県中津市だった。
そのユニクロの近くに、木々に囲まれて気になっていた場所が中津市大新田の白髭神社(しらひげじんじゃ)だった。
今年、他の神社で何度か観覧した蛎瀬神楽が今年最後に奉納される神社がそこで、GoogleMapで確認し「あぁここだったのか」と思った。
日曜日の午後3時からというので神社に行ってみたら、既に人がいて、神楽が始まるのを待っていた。
これから夜までずっと(夕食休憩はあり)外で舞いを舞うのは寒かろうと思ったが、おそらく地域の人たちが焚き火をして暖を取れるようにしていた。
この光景は、今まで自分が住んでいた場所では当たり前ではない。
焚き火ができない場所のほうが多かったと思う。
住む場所で知ることも、見ることも全く違う。
ここをもし離れていく子どもたちがいたとしても、この光景はきっと暖かいものとして残るのだろう。