表現手段として再注目されているZINE(小冊子)。
聞き慣れない名前かもしれませんが、個人が自由に作る本のことです。
豊前市に移住してから4年撮りためていた史跡巡りや神楽観覧の写真を、フォトライターのZINEとして制作・販売をしようと動いています。


一作目は国指定重要無形民俗文化財に指定されている「豊前神楽」です。
地域の神社で奉納される様子を一冊にまとめたライトなフォトエッセイです。
神社での神楽を見たことがないと仰る豊前エリアの人もいて、ぜひ雰囲気を知って、実際に足を運んでもらえるよう一歩を促せたらいいなと思いながら作りました。
豊前市役所の文化財担当者の方のサポートを得て、豊前神楽の保存団体「黒土神楽講」の責任者(こうちょう)さまのお宅に伺って、内容や、販売についても許可をいただくことができ、献本もさせていただきました。
黒土神楽の講長さまは、郷土史の研究もしてらっしゃるとのこと、豊前神楽についても興味深い情報を教えていただきました。
例えば、豊前神楽の系統は豊前だけでなく豊後、国東半島の豊後高田市まで広がっているのではと。
演目が同じとのことでした。
それを聞いて、いつか豊後高田市の夷里神楽を見てみたいと思いました。